定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】生かさず、殺さず

22/10/16_読破。久坂部羊/著
認知症専門病棟の医師・三杉の元に、元同僚で売れない小説家の坂崎が現われ、三杉の過去をモデルに『認知症医療小説』を書きたいので協力しろ、と言うが……。


また、ほぼほぼ老人介護と連結してる奴です。
認知症と糖尿病を患う患者や、歩行が困難な癖に夜中に徘徊しようとする患者。ほんと、看護する人は大変ですね。病気を理由に病院に入れてしまう家族の心情も分かります…。しかも、折角治療して病気を直しても、当の本人は全く理解せず。
うちは、母親が看護婦だったので時折そんな愚痴を零していたのを記憶していますが、ほんとに看護婦にならなくて良かった(苦笑)良くあるじゃないですか、親の職業に付く人。私、全く母親の職業にも父親の職業にも興味を持っていなかったので今の自分があるのですが、人を相手にしていない(サービス業ではない)職業で、本当に良かったな、とつくづく思った作品でした。
また、主人公の三杉さんが本当に誰にも知られたくない過去の医療事故?って何だったのだろう(最後まで明かさず)と気になっております。


齢80過ぎて、手術したり延命治療受けたりしたくないなぁ…。