【読書感想】昨日の海は
2023/10/05_読破。近藤史恵/著
いつも通りの夏の筈だった。その事件の事を知るまでは…。
祖父母の心中事件に隠された秘密。
残された写真と歪んだ記憶。海辺に佇む
小さな町を舞台とする青春ミステリー作品。
いつも通りの夏を過ごす筈だった。
その事件の事を知るまでは……。
海辺の小さな町で暮らす高校生の光介。
夏休みのとある日、母の姉の芹が、娘の双葉と、光介の家にやって来る。
2人は生活が安定するまで、光介の家で、
一緒に暮らす事に。
光介は芹から、祖父母が死んだ理由が心中だと聞き、更に祖父か、祖母かのいずれかが、
相手を殺した、無理心中事件であると聞く。
そして、芹の事件に対する真相究明への意思を
知る。
高名なカメラマンだった祖父。そのモデルを務めていた祖母。二人の間に何があったのか?
残された写真が語る真相。
真相を追う光介が辿り着く、衝撃的な事実。
話は面白いのですが、オチと共にバツっと
話が終わってしまう流れにびっくりします。
芹達が来るまでは、田舎町でのんびり成長
してきた光介が、祖父母の死の謎を解く為、
一人で東京日帰り旅をしたり、クラスメート
の女子とデート?したり。自分の昔を思い出し
ちゃう、高校生の成長物語です。
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