【読書感想】つまらない住宅地のすべての家
23/10/01_読破。津村記久子/著
とある町。
路地を挟んで十軒の家が立ち並ぶ住宅地。
そこへ、女性受刑者が刑務所から脱走したと
いうニュースが入り、自治会長の提案から、
住民達が交代で見張りをはじめるのだが…。
関西のどこかにある、住宅地。
隣人同士の関わりはあまりなく、閉鎖
された住宅街。
そかある日、横領犯の女性が刑務所から脱走したとニュースが流れる。犯人は、この地の出身で、こちはに向かっているらしいと推定され、住宅街の住民は動揺する。
住宅地の袋小路にある10軒の家。
そこでは二人暮らしの老夫婦や、一人暮らしの中年女性や青年に加え、三世帯家族もある。
それぞれそれなりに事情を抱えているが、
住民達の中に、少女誘拐を企んでいる男や、
問題を抱える息子を小屋に閉じ込めようと
計画している家族がいた。
そんな事などつゆ知らず、自治会長になった
男(妻が出ていき、中学生の息子と二人暮らし)は、用心の為と、老夫婦宅の二階を借りて、町内の住民で、交代制の見張りを立てる事を提案する。
そんなこんなで、没交渉だった住民達のそこか交流が始まり…。
緊張感の中、ご近所さん同士の交流が深まり、
住民達の意識が変わっていく。
そんな中、本当に横領犯の女性は、この町内
に潜伏していてーーー。
全ての問題や謎がラスト近くでパタパタ展開
解決していくストーリー展開。
何より、今まで疎遠にしてたご近所付き合いが
きっかけで、みんなが良い方に変わっていく。
読み終わった後にホッと出来るミステリー
です。
これまた、この本、NHKでドラマ化してた
みたいです。主役は町内会長の丸川さんで、
イノッチが演じてます。イメージ違うけど、
観てみたい…。
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