【読書感想】ビザール学園
23/08/01_読破。前川裕/著
虚飾と嘘に塗れた進学校を舞台にした、薄気味悪さ最高の学園猟奇ミステリー。
大手予備校の人気講師から転職して、東京郊外の進学校である綾西学園へ転任した三隅。
赴任時に彼を迎えた校務員の高木の嫌な雰囲気に、三隅は過去のトラウマ的記憶を呼び起こされる。
学園の実態は、理事長の下僕の様な管理職や、体罰肯定の体育教師が幅を利かせる、表向きとは正反対の時代遅れな組織だった。
また、生徒達の間では『この学園は呪われている』という噂が蔓延っている。
噂の理由は、昔、学校の敷地内で起こった未解決事件で、園児が死んだ事によるものだったが、ある日、三隅のクラスの女子学生が、園児が死んだ場所で、死体で発見される。
彼女に好意を持っていた男子生徒もその後、
自殺。更に、三隅の同僚の女性教員も他殺を疑われる形で、発見され、その後、体罰肯定の
体育教師が、刃物で他教員を殺害、等、
学園はパニック状態。果たして、三隅は
犯人から逃れられるのか?
何がビザール学園なのか、とビザールの意味を
調べたら『奇妙な』と出て納得致しました。
金田一君じゃないけど、次々と死者が出る
学園、嫌だわ〜。しかも、この学園、基本
東大受験ですって😱
犯人は割と序盤で分かったのですが、
動機が最後迄良く分からなかった…。
それも含めて、『ビザール』なのかしら(^◇^;)
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