【読書感想】きのうのオレンジ
23/07/29_読破。藤岡陽子/著
三十三歳の遼賀が受けた胃癌宣告。弟にその事を告げると、郷里の岡山にいる弟の恭平から荷物が届く。送られて来たのは、十五歳の頃、恭平と山で遭難した時に履いていた登山靴だった。あの日のおれは、生きるために吹雪の中を進んでいったのだ。逃げ出したいなんて、一度たりとも思わなかった――。
主人公の遼賀は、都内のイタリア料理のチェーン店の店長。身体の調子が思わしくない為、
病院で検査を受けた所、末期の胃癌と宣告される。ショックで何も考えられなくなる遼賀だったが、とりあえず、岡山にいる母と弟の恭平に
連絡すると、恭平から宅配が届く。
中には、中学生の冬に恭平と山で遭難した時に
履いていた登山靴が入っていた。
あの時、自分達は死を覚悟した…。
癌摘出手術を受けるも、生存確率は半々と
言われる。術後どう生きるか、そして、
周囲の人間が、それをどう受け止めるか、
考えさせられる一冊。
ホント、考えさせられました。今、自分が
末期癌宣告されたら、どうしよう?て。
癌の発症率2人に1人とか言われてるという
事は、うちの家庭でも最低1人は発症する
かもしれない訳で。最悪娘が大学出るまでの
保険はバッチリ入っているし、考え出したら
キリが無いのですが。でもね。もし末期だったら、手術しないで好きな事したい。家族捨てて^_^
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