【読書感想】食っちゃ寝て書いて
23/07/21_読破。小野寺史宣/著
先の見えない時代に自分を信じて歩む、
売れない作家と若手編集者の再生の物語。
作家の横尾成吾はここ数年、鳴かず飛ばずの状態が続いていた。50歳を前にそろそろ出版社から声がかからなくなるのでは、と不安を感じていた矢先に、担当の編集者からボツを食らわされ、不安に拍車がかかる。
書く事を優先し、ずっと一人で生きてきた横尾は、長年の友人である弓子の思わぬ告白から、今後の自分の身の振り方を考えはじめる。
一方、横尾の新しい担当になった井草菜種は、これまでヒット作を出した事がなく、後がないと焦っていた。菜種は、長く停滞中の横尾と本気で向きあい、一編の物語を完成させる。
作家と編集の二人三脚の物語。
横尾さんと歳が近いせいか、物凄く読んでて焦りました(^^)もうこんな歳、このままでいいのか、俺?って、誰もが考えると思うんですよね。この作品は、作家としての人生で描かれているけど、生きてる人の数だけ、お話があると思った一冊。
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