定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】168時間の奇跡

23/04/24_読破。新堂冬樹/著
沢口涼也はある出来事の贖罪の為、5年前に保護犬施設『ワン子の園』の運営を始め、体も心も傷ついた犬達とボランティアのスタッフ達と過ごす毎日を送る。『ワン子の里』には様々な里親希望者が訪れるが、犬達にとって最善の飼い主かどうかを見極める事も大切な仕事だ。そんなある日、涼也の恋人で動物愛護相談センターで働く華の元に、犬の虐待を知らせる一報が入る。


主人公の沢口涼也の前職は街金融の支店長だったが、ある日借金の取り立てに行った先で、借金主が逃げた跡に残され、無惨にもゲージ内で餓死寸前で横たわる犬を発見、それ以後街金融を辞職し、保護犬施設『ワン子の里』の運営を始める。
『ワン子の里』は涼也と他4人のボランティアスタッフで切り盛りしており、常時30頭近くの保護犬を世話している。
涼也はひたすら真面目に保護犬達の幸せを願い、『ワン子の園』を運営する。その思いは、保護犬譲渡の希望で来園してくる人達に対しても同様で、少しでも保護犬の為にならないような飼い主候補に対しては、保護犬は渡さない。
そんな中、涼也の恋人で、動物愛護相談センターで働く華の元に、某ペットショップの犬の虐待の通報が入る。そのペットショップは、『ワン子の里』のボランティアスタッフ、沙友理が務めるペットショップだった。沙友理はペットショップの店長を慕っており、そんな事実はないと否定するが、調べていく内に売れ残りの子達が、どこかの施設に追いやられていることが判明し……。



犬の表紙に釣られたら、あんま思ったようなお話じゃなかった…_| ̄|○
特に、チャンピオン犬ばかり排出する『キング犬舎』が優秀な子犬以外で売れそうにない子犬達を処分(!!!)する下りでは吐きそうになった…。生後4ヶ月過ぎたら売れ残る確率が高いから、処分するって……。
斜視だったりアンダーショットやオーバーショットの子も同様。うちの子も斜視気味だから下手するとおんなじ目に合ってたのかも。こんな劣悪なブリーダーが実際に横行しない事を心より願う本。


で。168時間って一週間なんだけど。何が奇跡か分からなかったのは、私がボンクラだからでしょうか(;´Д`)