定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】女子大小路の名探偵

23/04/20_読破。秦建日子/著
栄の女子大小路にあるバーで、のんびりバイト店長を務めていた大夏。しかし、どうしたことか、連続女児殺害事件の容疑者になってしまう。留置場で困り果てた大夏は、絶縁状態だった姉の美桜に助けを求めるが…。


主人公の広中大夏は、何をやっても長続きしない、根性なしの28歳。やっと一年続けた居酒屋バイトをバックれ、認知症の母親の介護を姉に押し付けた挙げ句、地元の岐阜から名古屋へ逃げ、『バー・タペンス』で雇われ、バーテンダーをすることに。ある時『バー・タペンス』にやってきた客の麻美子と一時良い仲になるが、その後は梨の礫で相手にもされない。だが、根っからのストーカー気質なのか、振られたことに気づかない大夏は、麻美子にLINEを送信し続ける。
ある日、麻美子に呼び出され、コメダ珈琲に向かった大夏だが、麻美子の友人・秋穂から、麻美子のストーカー扱いされた末、偶然に合わせた刑事に逮捕されてしまう。大夏には他に身元引受人になってくれるような人物はおらず、困った大夏は姉、美桜に電話を掛けるも取り合ってくれず、バーのオーナーに助けてもらう。


なんとか警察から釈放された大夏のもとに、謝罪に訪れた秋穂。よく見たら秋穂は大夏のどストライク好みの女性だったのだ。秋穂が忘れ物を取りに行ってくるから待っていてくれ、と言われた大夏は、待機場所である公園で、小学生の死体を発見してしまう。そして、何故かまたも女子小学生殺害容疑で逮捕される大夏…。
再度、美桜に連絡し、救って貰った大夏は、秋穂の気を惹きたいが故に、小学生殺害事件の真相を探ろうと言い出す。



するする読めるミステリー。
出てくるキャラクターが、表紙でも解ると思いますが、めちゃくちゃ濃い。
アホ?の大夏。美人だが無愛想、物凄く強いホステスにして大夏の姉の美桜。
大夏と仲良く?する外国人ホステスのメリッサとレイチェル。美桜の客で美桜に夢中、自称ネコバス似の望月弁護士。
新キャラクターが登場する度に、表紙と照らし合わせてました(^o^;)
名古屋と岐阜を知ってる人なら、多分地元ネタで二度面白いのかも…。
どうやら、今年の夏に映画公開されるらしいです。
個人的に美桜が剛力彩芽なのはなんか違うけど…。