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【読書感想】犬から聞いた素敵な話~涙あふれる14の物語~

23/04/16_読破。山口花/著
飼い主と愛犬は、出会いや生き方、暮らし方もすべて十人十色。一人暮らしの老人と犬、我が子と兄弟の様に育つ犬。丁寧に取材した『飼い主と愛犬との絆』が感動を呼ぶ、犬を愛するすべての人に贈る、人と犬との短編集。


前回読んだ『犬から聞いた素敵な話』の別の副題の本。
交通事故で脚を亡くした犬と、生まれたばかりの赤ちゃんが一緒に成長していく物語。
小学校の頃、仲間と4人で飼う事になった犬。僕らの成長と共に、犬も成長してくが…。
亡くなったおばあさんの『忘れ形見』の犬とおじいさんの、愛情に満ちた日々のお話。
ずっと一人で生きてきた女性。ある日、被災地に取り残された犬を見て、その子を保護したいと初めて願う。
飼い主に構って貰えず、庭で生活していた犬は隣の家に生まれた女の子と友達になるが、女の子の両親がある日、犬を構うなと言い放つ。僕と遊んじゃ駄目だよ…と、別れを決意した犬は…。
お父さんが居なくなってから、ママは病気になっちゃった。私は、一生懸命寂しい女の子を守ろうとするけど…。
収められた14編の物語は、いずれも、筆者が犬を飼う知人・友人を訪ね歩いて、丁寧に拾い集めた実際のエピソードを紡いだもの。
第1章は、飼い主から愛犬へー。第2章は、愛犬から飼い主へー。それぞれの目線で、両者の間に通い合う心を愛情深く描いています。寄り添ってくれるあたたかさ、信じてくれるけなげさ、そこにいてくれるだけでいいと思える愛おしさ。
出会いや暮らしは様々でも、どの子もみんな飼い主にとってかけがえのない大切な家族。
犬を飼った人ならば、きっと何度も胸が熱くなる瞬間があるでしょう。


前回読んだときより泣かなかったですが、この本も、犬飼さんにおすすめの一冊。
きっと、うちの子みたい!と思える子がいるはず(^o^;)