定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】花屋さんが言うことには

23/03/15_読破。山本幸久/著
ブラック企業に勤務していた紀久子は、酔っぱらった勢いで駅前の花屋で働く事となる。花屋さんの意外と過酷業務をこなしていくうち、紀久子は自分の心にもう一度向き合いはじめる。


グラフィックデザイナーを目指すも就職試験で失敗、デザインとは名ばかりのブラック企業に努めていた紀久子。あまりの酷さに離職願を出すも、受理されず、夜のファミレスでセクハラ上司からの説得(恐喝?)を受けている最中、突如介入してきた女性に救われる。その女性と意気投合した紀久子は、女性の経営する花屋でアルバイトする事に。花屋の仕事は力仕事。バイクで配達したり、花束アレンジやカードのデザイン、SNS等を熟す内に、疲弊していた心を癒やし、再度夢に向かおうと決意する。
前向きになれるお仕事小説。


お花屋さんの話だけに、知らない花の情報が入ってきます。あまりのわからなさに
思わず『ルリタマアザミ』とか『フリル菊』とか検索してしまいました(^_^;)
ミモザの日とか菊の日とか、色々あるんですねぇ。お花屋さん、凄いなぁ(私は逆緑の指なので…)
話自体は各章毎に小さな謎や事件が持ち上がって、章毎に解決するのですが、懇意にしているお客さんの家族が結婚詐欺にあったり、花屋のバイト仲間が実は昔のバイト仲間と付き合ってたり、色々穏やかでないことも多々有りで、読んでて退屈はしません。


紀久子の若さに元気をもらいたい方、どうぞ\(^o^)/