定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】青い孤島

23/03/08_読破。森沢明夫/著
小さな広告会社で働く小島佑は、僻地の小島へと島流しにされた。しかも社長に『島を活性化させるアイデアが出るまで戻ってくるな』と言われてしまう。島の人達は、なぜか東西に分かれて対立していた。


広告会社で働く小島佑(こじまたすく)は、会社で主だった成果も出せず、周りから馬鹿にされている様に感じ、鬱々とする毎日だった。そんなある日、社長から僻地にある離島へ行き、島興しをする様に命じられる。フェリーで島へ移動中、佑は謎の金髪美女るいるいさんと出会う。
島の人達は皆いい人達だったが、島について最初に案内された居酒屋で、佑は島の人々が昔から東と西に分かれて争っているのを聞く。案内係の翔と仲良くなる内、佑は翔が東西争いによって恋人と結ばれない状況に至っていることを知る。更に、佑が居酒屋で飲んでいる時に社長から電話があり、ハンズフリーであることを知らず、社長は佑に『島興し等しなくても良いから、国の支援金だけふんだくって帰ってこい』と言う。当然それを聞いて怒る島民達。佑と翔の窮地を救うべく、るいるいさんが思いついたとっておきのアイデアとは?そして、島の東西争いは終演を迎えるのか?


離島の雰囲気がとても良くて、ほのぼのしたいいお話。
佑の心の中の葛藤や、翔との友情もいい感じ。るいるいさんのキャラクタも可愛いし、とってもキャラクタの一人ひとりが魅力的に作り上げているのに、最終的にあまり活躍していないのがちょっと残念だと思いました(設定付けはちゃんとしているのに、出てくる箇所や活躍場所が少なすぎて、残念)
しかし、ソコは森沢文学、他の小説でもしかするとここに出たキャラクタは出演しているのかも…と期待しています。