定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】縄紋

22/11/28_読破。真梨幸子/著
フリーの校正者、興梠に届いた自費出版小説の校正紙。それは縄紋時代に関する記述から始まる不可思議なものだった。几帳面で生真面目な興梠は、理系出身の為中々校正が進まず、同期で先輩の校正者に協力を依頼するが、何がどうなったのか、
犬連れでマイホームに住み込まれる羽目に陥る。


この縄紋時代がテーマの自費出版小説の作者は、今をときめく稀代の殺人犯だった。彼女は夫を殺害し、半分ゴミに埋めた状態で放置し、娘の頭部を切り取りシチューにしている所を逮捕されたという。一方、自費出版小説の内容も、縄文人男性が、
貝塚に埋められ首だけ露出した状態で化石が発見され、その側には体の一部分だけの人骨も見つかった。縄文時代と現代と何故かリンクする現場。謎を追っていく内に、どんどん謎は深まる。また、興梠の前にこの小説に関わった者は、もれなく自殺を図っているという…。そしてまた、興梠の周辺で殺人事件が起こる。
犯人は一体誰なのか?自費出版小説と関連性はあるのか!?・・・という本。


えーーと。最後の最後に犯人がわかるのですが。驚かせていただきました。なんか、頭の中ハテナで一杯になりましたもん。
(トリックが秀逸、とかじゃなくて、何ていうか、文章で騙された?感じ)
だいぶ好意的に読んでいたキャラクターだったので、あれ?という感じ。


とりあえず、面白いには面白いです。読んで見る価値あります!