定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】二人がいた食卓

22/11/22_読破。遠藤彩見/著。
毎日夫婦ともに食卓を囲み、互いの気持ちや体調を察するのが夫婦のあるべき姿と考える妻の泉。一方、夫の旺介は、泉が整える夫婦の『形』に馴染めずにいる。それぞれの方法で歩み寄ろうとするふたりだったが、どんどんすれ違っていく。


奥さんの泉は、帰宅が遅い夫・旺介の健康を気遣い、油物を避けたり、塩分を避けたり、甲斐甲斐しく夫の食事の世話をしていた。が、夫の旺介は自他ともに認める子供舌。ハンバーグにグラタン、ラーメン等、味が濃くて脂っこいものが大好き。当然、泉が用意する食事が物足りない。泉の見ていない所で、折角作った食事に大量のケチャップやマヨネーズを掛けて食しているので、朝も起きられず、勿論朝食も取らない。終いには、夜食も捨て、外食して帰宅するようになり…。そんな旺介をどうにかしようと奔走する泉だが、二人の心はどんどん離れていく。


これは、自分も奥の立場なので、読んでいて嫌な気分になりました。泉が頑張れば頑張るほど、旺介の反発が激しくなるのも、すごく嫌。でも、私の旦那がこんなだったら、既に夜食なんぞ用意せず、多額の生命保険でもかけるわ~。高血圧で死のうがなんだろうがご勝手にどうぞ、となるな。(そんな旦那じゃなくてよかった)


多分、この本は、読む人の立場でどっちの味方になるか変わってくる本ですねぇ(^o^;)