定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】おまえなんかに会いたくない

22/11/16_読破。乾ルカ/著
10年前に北海道立白麗高校を卒業した元級友達に同窓会の案内が届く。SNS上で高校の思い出に盛り上がる彼等だが、ある日『岸本李矢さんを覚えていますか』という書き込みがされる。それはいじめで転校した生徒の名前であった。


10年前の北海道立白麗高校3年6組の生徒達が、タイムカプセルを埋め、10年後に掘り起こすイベントを企画。10年後の自分はどうなっているのか、という過去と、こうなってますという現在が入り交じるお話。3年6組内では一人の女王の元、強力なスクールカーストが存在していた。そんなスクールカーストの中、異分子である少女がスクールカーストの上位に位置する男子に告白するが、こっぴどく振られた上、それが原因でクラスからも弾かれ、いたたまれなくなって転校する。転校する前に、タイムカプセルに恨みを封じ込めて…。
10年後、女子アナとなった女王は、自分がいじめの首謀者であったとSNS上で叩かれ、自らの過去を思い出す。それに付随して、思い返せばイジメていた面々も、過去を振り返る。


これね。ほんとに『虐められた側は一生忘れないけど、虐めた側は相手の事をすぐ忘れる』なのね、ていうお話。高校生という「若さ」もあるんだろうけど、『アイツは異分子。ルールを無視するから悪い』みたいな気質って昔からあるのかもね。
まあ、私の学生時代には、スクールカースト自体があったんだかなかったんだか…(笑)


スクールカーストって言うと、一昔前のアメリカンハイスクールドラマで、チアリーダーが地味な子をいじめるみたいなイメージを持っている私は昭和の女…(´・ω・`)