定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】ヒワマン日和

22/11/07_読破。吉永南央/著
長身でスタイルが良く、全身黒ずくめのおかっぱの女性、日和満(ヒワマン)。彼女と関わることで、色々な人達の心がゆっくりと解きほぐされていく。ヒワマンを巡る短編集。


『殺人日和』…父親から逃げる為、泥酔した父親の前に農薬の小瓶を置いた青年は、逃げ
                         出した先でヒワマンと出会う。
『転職日和』…結婚もせず体を悪くした母と暮らす女性には、ほのかに思いを寄せる男性が
                         いる。ある日、女性の元に臨時職員としてヒワマンが入社してくる。
『痴漢日和』…縁あってヒワマンとルームシェアをする女性は、ある日通勤途中のバスで
                         同僚が痴漢呼ばわりされている現場に出くわすが…。
『離婚日和』…旦那が入院した女性が運悪く数日後に自分も入院。身の回りの世話をする為
                         に紹介された女性ヒワマンに色々と依頼する。
『逃走日和』…赤紙が来たので広島迄逃げなければならない。広島駅を出るまでは、親子の
                         ふりをしてくれ、とヒワマンに依頼する老爺。彼の人生の目的とは。


という感じですが、ヒワマンさんの正体がつかめなすぎる…(謎)ただ、全編を通じて読むと、とりあえずヒワマンさん自体は謎の人ですが、ヒワマンさんと関わった人達は少なくとも、不幸にはなっていないと思うので、結果的にヒワマンさんもいい人だと思う(浅い感想だ…)