定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】満天inサマラファーム

22/11/06_読破。長谷川まりる/著
父親『タクさん』の経営する自給自足の農場で暮らしている高校2年の満天。農場『サマラファーム』はタクさんの『国』だった。ある日、大学生の瑞雪が『サマラファーム』住み込みで働きにやってきた。満天は、瑞雪と徐々に仲良くなるが…。


大抵のことは何でも器用にこなせる、農場の主の息子、満天。『サマラファーム』では、様々な人種・人を受入れ、農業体験等を体験することが出来るので、常駐で赤の他人が住んでいる。その『サマラファーム』に、ある日ひ弱そうな大学生の瑞雪
が住み込みで働く事になる。すぐに逃げ出すかと思われた瑞雪だが、意外と粘る姿を見て満天も心を徐々に開いていく。
ある日、瑞雪の家庭事情が複雑な事を聞いた満天。満天の母親もまた、満天が幼い頃に自身を置いて農場を離れていった為、何となく共感を覚える。しかし、実は二人は互いに母親から見捨てられた兄弟であることが分かり、瑞雪は満天と一緒に母親に会いに行くことを決意する。満天の気持ちは、そして瑞雪の気持ちは…。と言う感じです。


満天くんが良い子です。高校生で反抗期でちょっと拗ねてるけど、良い子です。また、瑞雪くんも、複雑な家庭に育ってる割に、育てられ方が良かったのか、とても良い子です。強いて言うなら、ちょこっとだけラスト近くに出てきた母親が…。
タクさんも、困った人なんだけど、基本いい親御さんです。困った人だけど(^_^;)


ティーン向けのお話なので、懐かしさを感じながら読みました。ウチの娘もこんなふうに育ってほしかった(過去形・諦めモード)