定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】もしかしてひょっとして

22/11/06_読破。大崎梢/著
大崎梢さんの短編集。損得を考えずに動いて、余計なトラブルやたくらみに巻き込まれて、お人好しが右往左往するお話。


前に読んだ本が本なので、ホッと一息つけるありがたい本です。
お気に入りは『放課後フォーメーション』
副生徒会長の子が、元々厳しい部活だったけれども、苦情がひどくなった男子バスケット部の謎を解くお話。元々厳しい男バスが、最近あまりに恫喝が酷くて部員が怯えるからなんとかしろ!と他の体育系部から苦情を受けた副生徒会長。あまりにも殺伐とした男バスを観察するも、個々の部員を観察ぃた際に、ストレスが観られない所に疑問を抱く。そこからの副生徒会長の観察力が秀逸です。ああ、良い子達だな…と(実際に居たらだけど)ほっこりしました。
あと『かもしれない』。子供の絵本に触発され、会社の同僚の降格の原因を改めて考える。元の絵本が、そんだけ他に影響を与える本だもんね(いや、この絵本、本当に面白かったから…)とか考えまして。


全作、色々読んでも、とりあえず大崎さんの作品なら『不幸』はないよ!って安心できる作品集。イヤミスの後に、大切なカンフル。ありがとうございます…(/_;)