定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】残酷依存症

22/11/05_読破。櫛木理宇/著

美人女子大生が、無惨な姿で死亡しているのを発見された。時を同じくして、あるサークル仲間の3人が監禁された。犯人は序盤に個々に痛めつけられた3人に対し、互いの家族構成を話させ、3人の内1人を選び『爪を剝がせ』『歯を抜け』『目を潰せ』と命令を下す。痛みと飢餓状態の中、次々と3人の関係性に変化が起きる。女子大生殺害犯を追う刑事は、女子大生の交友関係と過去を追う過程で、女子大生やサークルの3人が過去に犯した罪を徐々に暴いていく。


被害者が実は加害者で、事件の真相を知る内に、刑事ですら加害者を罪に問いたくない、と思いたくなる。そんなお話です。
女子大生とサークル仲間は、中学生の頃につるんでいて、スクールカーストの上におり、女子大生は女王様で、彼女の気に入らない生徒は、彼女の気分でサークル仲間3人のターゲットとなり次々とイジメにあっていて、ある事件をきっかけに、責任を問われないまま、海外留学と言うかたちでほとぼりが冷めるまで日本を離れ、帰って来ても、同じようなことを繰り返します。被害者は多数。しかも、泣き寝入りする被害者ばかり。(大体、どんな被害にあっているか想像つきますよね?)



いやーーーな話です。本当に、読んでいてムカつく話。サークルの3人組も、女子大生も、殺害されるのだけど、理由を読んでいくと、可哀想とは全く思えない。実際にこんな子達がいるのかな(まあ、いるのだろうな…)と思うと、本当にやり切れない。年頃の娘を持つ身としては、こんなガキども、世間にのさばらせてほしくない(泣)


イヤミス、です。イヤーな気分になりたい方はどうぞ(苦笑)