定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】たまごの旅人


22/0819_読破。近藤史恵/著

新米旅行添乗員、遥の仕事に対する葛藤、煩悶。

近藤史恵さんの本は優しい(T ^ T)

この本、コロナ禍における若年層の夢と希望と挫折?が、凄く描かれています。確かに、ツアコンの方、この3年大変なんだろうな、とは漠然と思ってましたが、コロナ禍だけじゃない。

ツアコンの女性の生き方も、この本読んでなんとなく分かりました。3K職よりある意味大変なんですね。乳飲み子置いて、一週間とか家空けられないですね。仕事か家庭か。シビアな世界だったんですね。

また、主人公が同行するツアーにやって来る、

高年齢出者の悩みも、沁み入りました。

特にネタバレになってしまいますが、4話目に出て来た、派遣の30代の娘とやって来た、60代のお爺さん?(60代がお爺さんなのかどうかも、今やわからない💦)。まあ、古き良き昭和の方で、派遣で30代半ばの娘さんを、ツアーで一緒の方に対して貶しまくり。他のツアー参加者にも敬遠される始末。そんな彼が終盤に放った言葉。『わたしはいつも、気づくのが遅すぎる。妻の異変にも気づかなかったし(以下略)』

私も、こんな高齢者にならない様に、常日頃、周りの人に感謝して生きようと思いました。

多分、コロナ禍で自分の生き方に悩む20代後半以上の女性にオススメなんでしょうけど、各章に出て来る、ツアー参加者を見るに、高齢者にもおすすめ。沢山考えさせて頂きました。