定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】思い出すのは

23/09/16_読破。田牧大和/著

『藍千堂』に特別な誂え菓子を依頼する客が次々とやってくる事に。晴太郎は誠意を込めて

注文をこなすが…。


江戸でも名店と謳われる菓子屋『百瀬屋』の晴太郎と幸次郎兄弟は、父の死後、叔父に実家を追われる事となり、2人で始めた小さな菓子司

『藍千堂』を営んでいた。

晴太郎が佐菜と結婚し、男所帯だった藍千堂の暮らし向きは華やかに。そんな折、叔父の百瀬屋清右衛門が病に倒れる。

清右衛門は静養のため、内儀のお勝と共に愛宕山の診療所で暮らす事となる。清右衛門の娘、お糸は父母の代わりに『百瀬屋』を取り仕切る事となる。『藍千堂』の兄弟、晴太郎と幸次郎がお糸に手を貸し、新たな『百瀬屋』が経営を始める。

しかし、ほっとしたのもつかの間『藍千堂』に難しい『誂え菓子』を頼む客が立て続けに現れる。1人目は『目を悪くした祖母にも『見える』

梅の菓子』

2人目は『南方の故郷を懐かしむ女性に南蛮菓子かすていら』を。

度々続く誂え菓子の注文を妙だと感じた幸次郎が調べた所、『百瀬屋』の贔屓客であった旗本の嫌がらせ疑惑が浮かび上がる。


『藍千堂 菓子噺』シリーズ第4段。

佐菜さんと結婚し、親バカっぷりに拍車を

かけた晴太郎さんがかわいい。相変わらず、

晴太郎さんの作るお菓子が美味しそうで、

話の中身より気になるんですが(・・;)

梅酒を練り込んだ餡で作る花見菓子。はちみつ

を加えた南蛮風かすていら。やばい。

明日、和菓子買いに行ってきます^_^と

なる事請け合いの、こころがやさしくなれる本