定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】せき越えぬ

22/08/10_読破。西條奈加/著
ひょんなことから箱根関所の藩士に任命された主人公・武藤一之助の友情や恋、関所での出来事等が綴られた連作短編集。
真っ直ぐな性格の武一(武藤一之助)さんが、押込みを捕まえたり、関所で不審な動きを見せる女性を人情で見逃したり、関所で運悪く出産してしまった親子を助けたりする短編が続いて、(恐らくは)最終的に作者が書きたかったのであろう、従来の友の関所抜けを手伝い、別れを告げるまで、テンポよく読み進められます。
同僚にも温かい人たちが多く、色々キャラクタと交流した割にはあっさりと読了した感じ。
個人的には隠居すごろくとか善人長屋みたいなノリが好きなので、ちょっと物足りない感じです。