定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】悪い夏


23/06/18_読破。染井為人/著

26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。同僚が生活保護の打ち切りをチラつかせ、ケースの女性に肉体関係を迫っていると知った守は、真相を確かめようと女性の家を訪ねる。しかし、その出会いをきっかけに普通の世界から足を踏み外して――。


26歳の佐々木守はケースワーカー。毎日、生活保護受給者の元へ訪問し、不正受給者達と面談しては疲弊する毎日を送っていた。ある日、同僚の宮田から、同じく同僚の高野が生活保護の打ち切りをネタに、生活保護受給者の女性から金を巻き上げ、肉体関係を迫っていると聞かされる。調査の為、被害者と思われる女性、林野愛美の元を訪れるが、佐々木はそこで愛美の娘、美空に無くなったクレヨンを届けると約束してしまう。クレヨンを届けた事をきっかけに、急速に愛美と親しくなる佐々木。一方、水面下では、高野が愛美を脅して関係している証拠映像を元に、ヤクザの金元から金を強請られていた。

佐々木と愛美の穏やかな生活は続かず、愛美は

佐々木を陥れるよう、指示される。

愛美の裏切りを知った佐々木は、薬漬けにされ、本当に困窮していたシングルマザーの生活保護申請を断り、その夜、シングルマザーは息子と心中してしまう......。


佐々木さんと愛美さん、金元が乱入してくるまでは、本当に、清らかなカップルだっただけに、そのあとの転落っぷりに、心が痛む...。

終盤に、愛美のアパートに関係者がわらわら集まって、大ドタバタ劇状態なのが、不謹慎にも

笑えました。