定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】ダンシング玉入れ

23/06/10_読破。中山可穂/著
孤高の殺し屋・コリオレイナスに届いた新たな依頼のターゲットは、宝塚のトップスター。
ヅカオタの協力員・ハーミアと共に、トップスターの命を付け狙うのだが…。
果たしてコリオレイナスは任務を完遂できるのか!?


殺し屋・コリオレイナスに新たに殺しの依頼が飛び込む。殺しのターゲットは、
今をときめく宝塚の男役・三日月傑。
『自然死のように見せかけて殺す』を殺しのポリシーとしているコリオレイナスは、
三日月傑の身辺を調べ始める。三日月傑は、実にストイックで、私生活において隙がなく、更に物凄い良い人物だった。
タカラジェンヌを学ぼうと、三日月があがる舞台を連日観に行くコリオレイナスは、
どんどんヅカオタとして深みにハマっていく…。
そして、ある日三日月傑の飼い犬を殺そうと襲ってきた男を捉え、更にその依頼者を
殺してしまう。ヅカにハマり、コリオレイナスは依頼が遂行出来なくなったと
見なした組織は、次々と刺客を差し向けてくるが、コリオレイナスはこれを全て
撃退(殺害)し、裏切り者となってしまうが、その最中大怪我を負い、意識を失う。
目を覚ましたコリオレイナスを救ったのはなんと、宝塚を心から愛し、有志で
陰ながら支える集団だった…。



今まで宝塚観たことなかったのですが、タカラジェンヌって大変なんですね(^_^;)
タイトルの『ダンシング玉入れ』は十年に一度行われる宝塚歌劇団で行われる運動会の
競技の1つなのだそうです。ダンスと玉入れを交互に行う競技なんだとか……
(想像付かないが、運動音痴の私には絶対無理)
コリオレイナスが最初は、何だこの世界は!?と、戸惑いながらも、どんどん
ヅカオタとして沼にハマっていく姿がとても笑える、楽しい一冊でした。