定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】うちの子が結婚しないので

22/12/17_読破。垣谷美雨/著
老後の準備を考え始めた千賀子は、28歳独身で彼氏の気配もないひとり娘・友美の将来が心配になり、親同士が子供の代わりに見合いをする、いわゆる『親婚活』を知り、参加する事にしたが…。


主人公の千賀子さんは、旦那とも仲が良く、プログラマーの派遣としてバリバリ働いているアラカンの女性です。娘の友美は28歳、就職難でやっと不本意ながらアパレルメーカーに就職し、毎日薄給の中あくせく働いて、家に帰ってきても寝るだけの毎日を過ごしています。そんな友美を見て千賀子さんは不安になります。友美は一人っ子で、自分たち夫婦も老後を考える年齢。もしこのまま娘が一人でいる時に、自分達の身に何かあったら、友美は将来どうなるのだろう……。焦った千賀子さんは旦那と相談して、『親婚活』を始める事にしますが、中々思うように行かず、友美の旦那さん探しは難航し、婚活パーティで色々な人と知り合ううちに、婚活スキルも上がっていきますが、同時に色々な悩みも抱えます。


親同士の婚活とは言え、参加する男は基本35以上。当然その親は70歳以上なので、未だ男尊女卑?男子厨房にはいるべからず的な事を、女性の親側に言ってくる。終いには、共働きでも、家計は折半。妊娠したら、育児中は君の貯金を切り崩してくれ、という男まで居ます。(まあ、実際、うちの旦那はそんな事言わなかったけど、私はそうしていました)そんな男性を千賀子さんも友美も選ぶ訳もなく、どんどん時間は過ぎ去り、『婚活するの遅かったかも』なんて愚痴が出るように…。そんな中、友美の職場では月一の本部との面談が行われ、本社の上司の『休日は何をしているの?』との質問に『イタリア語の勉強』と答えます(実際にはかじった程度しかしていません)。丁度、本社がイタリアへの進出を考えており、現地通訳としてイタリア語の話せる人材を探していたのです。友美は現地通訳に抜擢され、異例の証書員を遂げることになり、仕事が楽しくなって来ますが・・・。


うちも、娘一人(只今17歳)で、千賀子さんの家と大体同じ年齢になるんですよ。10年後に‥。他人事とは思えなくって、読んでいて引き込まれました。実際、引きこもり気味なので、将来がすごく不安な娘です٩(′д‵)۶
部屋はごみ溜状態だし、料理もほぼ出來ません。週末はパジャマ姿で過ごし、部屋からほぼ出てきません。
どうです、ヤバいでしょ?(いかん、もう本の感想じゃなくなってる)
うちも『親婚活』考えなきゃいけないのかな、とその前に、ちゃんと自立できる子に(せめて経済的にだけでも)なってくれれば、婚活しなくても良いのかも…。いや、大学デビューしてくれ、頼むから…。
この本自体は、ちゃんと友美も最後には相手が見つかり、結婚するのですが、我が家の悩み事はまだまだこれからです_| ̄|○