定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】エイジハラスメント

22/11/14_読破。内館牧子/著
主人公の大沢蜜は34歳の専業主婦。可愛い娘にも恵まれ、何不自由ない暮らしを送っていた。ある日、パート先でオバサン扱いをされた上、夫が若い女と浮気している現場を目撃。もはや自分には、魅力はない?家庭もプライドも失いかけた蜜は、若返りの為に美容外科手術を決意するも…。


と言った内容ですが、この主人公の密さん、21歳で看護学校を中退して無理矢理嫁に入っております。そんで、『私って他の30代より若くてキレイ』という事をプライドに持っております。目下、マイホームのマンションのローンを返す足しにしようと、パートで頑張ってます。そんなある日、パート先がパーティを開くことになり、各営業所から重役連中に一人ひとりコンパニオン役を務めて貰いたい、とお願いされ、バッチリ支度して着物着て出掛けた所、やっぱ若い子が良いだろ?って事で、20代前半のミニスカ女子と交代させられてしまいます。また、ちょうど同時期に、密さんが住んでいるマンションの賃貸部門の部屋に、旦那の年の離れた妹(女子大生)が引っ越してきますが、この妹、密さんを挑発しまくります。一念発起した密さんは、若返りたい、きれいになりたい一心でダイエットしたり、色々するのですが、これが旦那さんには逆効果で…。


旦那さんは旦那さんで、20代の頃は『可愛い恋女房』とかデレデレしてたのでしょうが、30大半ばになって口にするのが『私って若く見える?』とか容姿のことオンリーだったら、確かに萎える面もありますよね。まあ、だからといって、若い娘と浮気するのも考えものですが。男は嫁から愛されていて当たり前なのか?とか思っちゃいますけどね。(でも、この本で言いたい事はそういった事じゃなくて、多分タイトル通りエイジハラスメントについてなので)


30代の女性の悩ましいお話ですが、ホントにそうですね~。日本って、女は若けりゃ若い程喜ばれる国ですからね(~_~;)10代20代では容姿の美醜に悩まされ、20代後半からは年齢で差をつけられ。女性だけがなんで、こんなに色々言われなきゃならないんだろう?って思ったこともあったかもしれない(遠い昔過ぎて忘れたぜ)


でもしかし、この年になると(私だけかも)最早、男に何の興味もないので、化粧も最低限。まあ、太らないように気をつけることぐらいですもの。30代の、まだギラギラしていた頃に戻りたいくらいですよ(笑)