定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】終活の準備はお済みですか?

22/10/26_読破。桂望実/著
終活相談員の三崎が出会う、様々な人達の終活模様を描く。独女・子無のキャリアウーマン、ガン宣告で人生設計の狂った若きシェフなど、老いも若いも終活状況は様々。三崎は自身の人生設計プランを立て直すことになる…。


『終活』と言うと、老い先短い人がやるのかと考えがちですが、そうではありません。人生を見直し、先々の生活プランを見直すことも終活につながるのです。この本では5人の終活に悩む人物が描かれています。


50代になり、母親がフイに亡くなり、いざ自分を振り返った時、どうしよう…と考えたキャリアウーマン。
親の反対を振り切り、シングルマザーとなり実家で親に面倒を見てもらいながら子供と生活する女性。母親が病気で身体が不自由となり、育児と介護が身に降りかかり、やっと自分の身の振り方を考える…。
定年を迎え、自分には関係ないと思っていたが、兄がボケ始めているのを見、また、妻に『私が先に死ぬかもしれないよ』と軽く言われ、改めて我が身を振り返る男性。
30代、天才シェフとうたわれ、妻も妊娠し、これから…という時にガン宣告された男性。どんな望みにも縋りつき、生きたいと思うが、どうなるかわからず先行きが不安で仕方がない。だけど、終活を通じて、未来へと希望を託そうとする。
フィナンシャルプランナーに相談した結果、このままだと70歳には貯金が底をつきますと宣告された、終活相談員の三崎。娘や息子に頼らず生活する為に、先々のことを考える…。


この本を読んで、私も終活ノート書こうかな~と思いました。うちは良く夫婦で小旅行に行くのですが(ムスメは全く付き合わず)いつも、行きの車の中で『もしいま事故で二人が死んだら、ムスメはどうなってしまうのだろう』と考えるのです。
貯金・保険・その他諸々について説明したこともなく、説明しても聞いてもくれず。
だけど、いつその時が来てもおかしくない訳なので、いつもモヤモヤ考えては、結局動かずそのままにしてしまっています。


百均にすら売っているそうなので、終活ノート、書いてみようかな…と考え中です。