定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】料理なんて愛なんて

22/10/10_読破。佐々木愛/著。
料理嫌いな優花は、片思いしていた真島に高級バレンタインチョコを渡すも『本命から手作りチョコをもらった』という理由で振られる。『料理は愛情』というけれど、優花には料理をする事に関心が持てない。料理が出来ないことは、愛情がないことにつながるのか?優花がいろいろ迷走する話。


主人公の優花は『家庭的で料理が好きそうな』見た目の女子。然してその実態は、冷蔵庫にほぼ何も入っておらず、毎日カップ麺とコンビニ弁当で生きていける、イマドキ女子。『家庭的で料理が好きそうな』イメージを払拭すべく、普段着はマニアックなロックTシャツを纏い、イメージを払拭すべく生きるも、好きになった男は『料理ができる』女子が好き。何とか『料理が好きな』女子になるべく努力しますが…。


この優花さん、本当に料理が出来なくて、読んでて面白いです。自炊すれば、3日間カレー、3日間親子丼、3日間焼きそば…となり、それでも疲れ切って周りから体調の心配されるし、お弁当を作ろう!と思い立ち、朝から早起きするも、米はたけておらず、他のおかずも作る気にならず、毎日ミニトマトオンリーの弁当を『手作り弁当』だと会社に持っていったり。折角、常連になったタイ料理屋の店員に告白され、料理できて、女が料理できなくても別に気にしない、という男子とイイ仲になりかけるも、脱・真島が出来ず、分かれてしまう。いい意味で、イマドキの若い娘さんの恋愛小説?なのかも。ホントに、優花さんの料理できなさはある意味神です(^o^;)



自分はこういうタイプではないので、共感する、って事はないのですが、ムスメがコレだったらどうしよう…と、ある意味愛らしいし面白いし…と読ませていただきました。