定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】テッパン

22/09/04_読破。上田健次/著
中学の同窓会。30年以上を経て開けたタイムカプセルには、懐かしいグッズの数々が。吉田のカプセルにはビニ本に警棒、そして小さく折りたたまれたおみくじ。それは町一番の不良との思い出の品だった。


男子中学生のちょっと変わった青春物語?でした。
町一番の不良と名高い東屋と、親に強制的に行かされた夏期講習で隣り合った吉田は、そこから偶然の出会いを重ねて東屋と徐々に仲良くなって行きます。東屋はテキ屋をやっていて、何も考えずぼんやり生きてきた吉田に色々な考え方を教えていきます。本当に、不良だけど真面目で良い子なんですよ、東屋。
夏の終わりに二人でキャンプでもしようぜ、って約束した後、吉田には海外留学の道が開かれ、東屋はまわりの柵から少年院送りになり、会えないまま30年が経ちます。
ラストは、ちょっと感動しました。ちょっと甘酸っぱい夏の思い出、っていうテイストが好きな方にオススメです。
グルメ表現も素敵で、お腹すきます(笑)