定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】ひと喰い介護

22/08/31_読破。安田依央/著
妻に先立たれた孤独な老人_武田は、悪徳老人介護施設の罠に嵌ってしまった。判断力、体力、財産がどんどん奪われていく…というお話。


昨日に引き続き、怖い!ひたすら怖いお話でした。
妻が死んで、子供は無く、定年を迎えた一人暮らしの男性。定年前は有名企業に勤め上げ、退職金、妻の生命保険、株式やら何やら、個人資産もたくさんあって、将来も安泰…のハズが、親切丁寧な老人クラブ?に嵌まり込んで、あっという間に全てを蝕まれていくっていう
泥沼なお話なんですが、まずね、見栄とお金と暇を持て余した武田さんのチョロいことチョロいこと。
そもそも、最初は介護サービスの高級弁当の配達から始まるんですけど、定期契約の際に、配達員さんに持ってる通帳全部見せて、黄身の好きな通帳からの引き落としにしなさい。だってさ。ほんで、どの通帳にも最低1000万は入っているから、弁当代金が引き落とせなくなるなんてことはない!って、言うわけですよ。小説ですが、もうアホかと…。
ほぼ初対面な赤の他人に言うことではないですよ(^^;
まあ、チョロいからその後ズブズブと嵌っていって、お金をむしられていくんですけどね。
しかも、最初は凄く良い老人介護施設っぽいんですよ。本当に、親切で真心込めて介護してくれてるんです。一部の人は…。


まあ、読んでみてください、この一冊。
アラフィフなんで、私も他人事じゃないんで(苦笑)