定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】いやし

23/07/07/読破。アンソロジー

ひと癖あるけど頼りになる、江戸の名医が勢ぞろい!医者、歯医者、小児医、産婦人医……命を救う者たちの戦いと葛藤を描いたアンソロジー。


藪といわれる小児医の三哲は、娘とともに高熱の子供の診療に出向くが、薬を処方せず、追い出されそうになる。「藪医ふらここ堂」(朝井まかて)

口中医の桂助のもとに、姫君の虫歯治療の依頼が来る。医者嫌いの姫君のため、呉服屋に扮した桂助だったが思わぬ事件に巻き込まれる。「菊姫様奇譚」(和田はつ子)

若旦那に孕まされ、堕胎を勧められたお春は、

勧めの元出向いた先で、先は自分次第と言われる。若旦那の世話にならず、子供を産む決意を胸に、奉公先に向かうお春だったが、若旦那に

階段から突き落とされ、やっとの思いで堕胎する(今で言う産婦人科医)先のおゑんの元に辿り着く。「春の夢」(あさのあつこ)

兄が横領の罪で断首され、御家取り潰しにされ、母と妹を突然の貧困暮らしの中、亡くしたお凛。兄は同僚の罪をなすりつけられただけであった。仇討ちすべく、敵の主治医の元、世話になるお凛だったが、共に生活するうちに、主治医、千歳の人となりに感じ入るものがあり…。「仇討ち」(知野みさき)

回向院の親分の元に、正月早々に事件が舞い込む。離婚先の当主の還暦祝いの善から帰った元妻が、急死したという。果たして、原因は食あたりか毒殺か!?親分の推理が冴える。「寿の毒」(宮部みゆき)


時代町人物大好きです。今回は、医者アンソロジーという事で、皆様、お医者さんを絡めてます。この時代、病気で命を落とすなんてざらでしょうから、色々余計な事も考えましたよ!

とりあえず、今も昔も、ダメな人はダメと

学んだな。程度にお茶を濁しますけど、

「春の夢」は、よくある話だけど、嫌な話です。男という男を全員、生まれたら去勢したくなります^_^