定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】夜市



22/08/01_読破。恒川光太郎 /著
恒川光太郎さんのデビュー作です。
何でも売っている不思議な市場『夜市』。幼い頃に夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換え
に『野球の才能』を手に入れた。野球部のエ-スとして成長した祐司だったが、常に弟を売った罪悪感に苛まれ…。というお話。
この『夜市』、現実世界じゃなく異空間設定です。『夜市』に迷い込んだ人間は、なにか買
わないと、現実に戻れないルールが有ります。売られた弟の存在は、現実世界から無くなっ
てしまいます。なので、弟を覚えているのは兄の祐司しかいないのです。いやいや、罪悪感
に苛まれて当然だよ(T_T) 弟、元々いなかったからいっかー、ってまずならないよ。
でも、小学生の低学年兄と幼稚園児弟だったら有り得る話なのかも・・・と思ってしまい
ました。
ホラー、というよりはファンタジーだと思います。面白い発想。