定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】さしすせその女たち

23/01/29_読破。椰月 美智子/著
仕事と子育ての両立に悩みながらも毎日を懸命に生きる多香実。しかしある出来事をきっかけに、夫に対し、思わぬ感情が生じていく。働くママ奮闘物語。


5歳の娘と4歳の息子を育てる共働き夫婦の妻、多香美は、毎日不公平感と戦っていました。…分かりますね、夫婦共働き家庭によくある(しかも、割と奥さんもバリバリ稼いでいる家庭に)、不公平感。妻ばかりに育児家事が降りかかる問題です。ある日、息子が夜中に高熱を出し、熱痙攣を起こします。それを見てパニックになる多香美に、夫が『なにかに取り憑かれてるんじゃね?気色悪い』と宣うのです。いや、これ、アウトですよ(´・ω・`)
こんな旦那、撲殺しますね。私だったら。これがきっかけで、夫婦間というより、多香美の頭の中に芽生える感情。旦那いらねんじゃね?という、ありがちな話です。


因みにタイトルの『さしすせそ』は、多香美の友人が作中で教えてくれる魔法の言葉で『さすがね、しらなかったわ、すごいのね、センスがいい!そうなんだ』だそうで、旦那様をいい気分にさせる言葉なのだそうです。ほうほう、見習いたいもんですが、私には出て来ない言葉です。この『さしすせそ』をうちの旦那にクイズで出したら(いい気分にさせる言葉っていうヒント付きで)『さ、最悪、とかそ、そんな事も知らないの?』とか言い出しました。ボケもいまいちだな。