定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】バスクル新宿



22/07/28_読破。大崎梢/著
沢山の人が行き交うバスターミナル『バスクル新宿』で起こる日常の事件を描いた短編集。
事件は最初のうち、結構深刻で、登場人物のみんなが心配になって色々推理、悶々とするの
ですが、謎が解けると、なぁんだ、とホッとするオチで終わります。
さすが大崎さんの小説は、そういう意味でハズレがない。
主人公の人たち(友人を探している大学生や友人の結婚式帰りの女性、訳あって山形から
東京へ向かう女性、など)に悪い人は全然と言っていい程いないので、読後のほっこり感が
とてもいい本です。
私も昔、結構高速バス乗ったけど、こんな事件に一回たりとて遭った事ないわ~(笑)と
言う位、事件がてんこ盛りです。