定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】俠飯 8

22/09/20_読破。福澤徹三/著
伸びない再生回数と最近つれない彼女に悩む底辺ユーチューバーの葉室浩司。ある日フードフェスを撮影に行くと、何故か頰に傷持つ男の屋台を手伝う羽目に。俠飯シリーズ第8段。


大人気、『侠飯』シリーズ第8巻。今回の舞台は屋台飯です。毎回毎回、柳刃さんが作るご飯が飯テロすぎる話。
今回の主人公、浩司は、大学を出て社会に出るも、コロナで職を失い、やる気の出ないままYouTuberを続けている(しかも、全く儲かっていない)フリーターです。人生がうまくいかない理由も、可愛い彼女につれなくされる理由も、何かと世間のせい、人のせいにしがちで、すぐに『親ガチャ』という台詞を繰り返し、柳刃さんに諭されます。
『人の価値観、評価を求めるから幸せを感じない』『愛は見返りを求めるものではない』
中々、今回も深い所をついています。


まぁねーーー。確かに、生まれた時から良いポジションにいる人も居ますよね。顔よし家柄よし頭よしとかの人と比較しちゃったら、前向いて生きられないのも解るけど、この年になると、悟る、というか、どうでも良くなるからな(^_^;)
大事なのは、下も上も見ない。人は人。人生楽しく生きよう、だと私なんかは思いますが。
なんて、言いながら私も若い頃は散々人を羨みましたけどね・・・。
年取るって、煩悩もなくなるから凄いですね。


作中に出てくる柳刃さんの料理は、調理に手間がかからないのに『これ絶対うまいやつ!』なので、とりあえず、食いしんぼな人におすすめの一冊です。