定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】旅は道連れきりきり舞い

23/10/10_読破。諸田玲子/著
戯作者、十返舎一九を含め、彼を取り巻く変人達にふりまわされる、
一九の娘、舞の苦しくも人情あふれる物語。シリーズ第三弾。


十返舎一九の娘の舞が、結婚する事に。
祝言を迎えようとする一九の家には、舞が
知らない(一九も知らない)知り合いが沢山
祝いにやって来るが、その中でも、誰も知らない老人が、
怪しい動きをする事に舞は気づくが、老人の正体は…。


ある日、舞の子(実は一九の隠し子)が、借金のかたに
連れ去られ、とある老女に売られてしまう。
老女は昔といまの記憶がごっちゃになって
おり、舞は心配し、救いに行くと、老女と子は
いなくなっていて…。


ひょんなことから、十返舎一九とその娘の舞は一家総出で江戸から駿府へ行く事に。
しかし、中風病みで高齢の一九及び、何故か
一九の家に居候し、好き勝手に振る舞う
葛飾北斎の娘、お栄も連れての旅は、そう
簡単なものではなく…。
戯作者、十返舎一九の一家を中心に、関わりあう奇人変人達
が巻き起こす大騒動を描く短編集。


何も考えず借りて来たら、きりきり舞いシリーズ第三弾。
前作を借りねば、人間関係がいまいちわからない_| ̄|○
とりあえず、金が無いのに飲んだくれ、人に振る舞いまくる
一九や、全く金は出さないが、一家にべったり居候のお栄、
その他諸々を纏める、一番常識人にして、苦労人の舞が
ひたすら気の毒なお話(^◇^;)