定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】誘拐屋のエチケット

23/01/27_読破。横関 大/著
腕利きの誘拐屋・田村は、新人誘拐屋の根本とコンビを組むことに。お節介な根本は、自らが誘拐した人物の人生相談に乗ってしまう。淡々と仕事を全うしたい田村の抵抗もむなしく、2人は関係のないトラブルに巻き込まれていくが…。


大物女優から伝説のジャズピアニスト、果ては力士まで、依頼があれば手早く誘拐をする田村。そんな田村は、過去に事故で両親を亡くし、孤児になった過去があった。そんな彼にある日新人誘拐屋?が助手に付けられる。この助手・根本はこんな職業についているくせに根っからのお人好しのおせっかい。田村が幾度注意しようにも、誘拐という行為に必要ない、その原因や背景を深掘りし、より良い解決を進めていく。田村もそんな根本に振り回されつつも、淡々と仕事をこなしていたが、ある日いきなり根本が誘拐屋を辞め、姿を消してしまう。そんな田村のもとに、結婚式のゲスト(サクラ)の依頼が来る。いざ結婚式に出てみると、自分の座るゲスト席は、過去に自分が誘拐した人たち(ないしその関係者)だけが揃っていた。これは何かの罠なのか?
根本が企んだシナリオとは…?


読めば読むほど根本くんが気になるお話。(いや、最終部で大体オチと正体が想像できるのですけども)でも、とりあえず良かった良かった…でホッとして終われるお話です。
出来れば続編で、田村・根本コンビのお話が読みたいですね。
(若しくは、誘拐屋業界No.3の三宅兄弟のスピンオフとか…)