定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】毒母ですが何か?

23/08/07_読破。

 十六歳で両親を亡くしたりつ子は、持ち前の闘争心で境遇に逆らい、猛烈な努力で自らの夢を次々実現してきた。東大合格、名家の御曹司との結婚、双子誕生。それでもなお嫁ぎ先で見下される彼女は、次なる目標を子どもたちの教育に定める。努力と幸福を信じて猛進する女の悲喜劇を描く長篇。


16歳で両親が事故死し、孤児となったりつ子。絶縁状態だった父の生家で、財閥の玉垣家に引き取られる。贅沢な生活を送りながらも常に

玉垣家からは『よそ者』でしかない孤独感を、

抱く。自分に価値を見出すべく、周りが

華やかに遊んでいる中、必死に勉強に励み、

東大に合格するが、悲しいかな、昭和後期、

如何に学歴がある女子も、価値を見出しては

貰えない事を知り、愕然とする。

慌てて、地位の高い名家の御曹司を捕まえるが、それが従姉妹の見合い相手だった為、

玉垣家から顰蹙を買い、更に相手方の母親から

は、本家筋で無い事で、結婚を反対される。

何とか結婚にこぎつけ、双子を出産し、やっと安定した立場を手に入れたと安堵するりつ子

だったが、玉垣家本家や、夫の母親、女兄弟に

対する復讐心が首をもたげる。

その行く末に欲した物は、子供達の成功だった。双子を名門小学校に入れるべく、奮闘する

りつ子だったが…。


双子は二卵性で、天性の明るくて才気溢れる男の子と、気難しくて乳児のうちから手のかかった女の子。男の子は、何の問題もなく、お受験成功。女の子は、才能あるものの、受験になると萎縮してしまい、お受験失敗。からの、

側から見たら、ただただ虐待では?という日々。何とも読んでいて痛ましい話だが、成長した娘が、自身の暴露本で母親を弾圧、それに対して、母親は…というお話なのですが。

地方に住んでて良かったのか悪かったのか。

そもそも、私自身、ママ友とかいう付き合いを

最小限にしか持たなかったので、今だに

話でしか読めないし、共感出来ないので、

面白いなー、と思いながら読みました。

お受験、怖い^_^