定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】さんかく

23/08/05_読破。千早茜/著

食べる楽しみを共有出来る人と出会い、ルームシェアする事になった正和。ルームシェアの相手は、バイト時代の先輩の夕香。

恋人の華に内緒で楽しく生活する正和だったが…。


恋は必要ないと言うデザイナーの夕香。

バイト時代に作って貰った、食材をしっかり

使った、夕香の『まかない』を忘れられない

正和。そんな正和の恋人は、幼い頃から、

人とほんの少し変わっていて、正和と付き合い

ながらも、食事よりおしゃれより、研究一筋の日々を送っていた。


ひょんな事から、正和は夕香の住む古い京町家でルームシェアをすることになる。その理由は

“食の趣味"が合うから。

それだけの関係だったのに、恋人の華に、いつしか、ルームシェアしている事がバレてしまい、2人は大喧嘩して、距離を置く事になる。

夕香は、仕事関係で知り合った年上の男と

関係を持っていたが、正和と生活するうちに、

そんな自分に嫌気が差していく。

三角関係未満で揺れ動く女と男と女の物語。


夕香さんのご飯が、本当に美味しそうな一冊。

正和が甘え過ぎていて、読んでいてゲンナリしました。年上女の家に転がり込んで、毎日

弁当やらご飯やら作らせて、何やってんだ?!

お前?と。正和の彼女の華も、大学の研究で

解剖三昧、ほぼほぼ正和はほっぽっといて、

他の女の陰がさしたら、ムキーって。

ただただ夕香さんが大人だから平和に終わった

けど、何だかイラッとする若者の話です。