定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】嫁をやめる日

22/12/28_読破。垣谷美雨/著
ある晩、夫が急死した。これで嫁を卒業出来、自由になれると思いきや、舅姑や謎の女が次々と家に押し寄せる。『愛人への送金?』、『墓問題』、『介護の重圧』、様々な嫁が対応すべき問題に悩まされる夏葉子の日々を変えたのは、意外な人物と姻族関係終了届だった。


フリーペーパーの編集のパート勤めの夏葉子の夫が急死した。死んだ場所はホテルの一室。出張と聞かされていた夏葉子は、夫の部下との話の中で、出張は嘘であったと知る。その後、家を訪れる夫の親友と謎の女。女は執拗に夫との関係性を仄めかす。夫方の姑と舅は、夏葉子を引き留めようとあの手この手で画策する。姑は夏葉子の家の鍵を持っており、毎日の様に弔問客を伴って訪れ、挙句の果てには留守中に勝手に自宅に侵入する始末。夏葉子の実家の母親は、夏葉子の妹だけを可愛がり、夏葉子に対しては心配どころか金の無心をしかねない程。孤立無援の夏葉子は、路上ライブをやっていた男と次第に親しくなっていく…。


私、この本読んで初めて『姻族関係終了届』というものを知りました。いや~、私も旦那がもし急死したら、向こうの家と縁続きじゃなくて良いわ~(←駄目嫁)だって、全く付き合いないし、もう何年もあってないし。
金が絡むと人の生死は怖い…というのは、色々聞いたりするので分かっていたつもりですが、これ程までに怖いとは…。
うちは嫁姑問題どころか、両方の実家と没交渉なので、娘が一人にならないよう画策する必要はありますが、こっちの問題はあまりなさそうで安心しているのですが、どうでしょう…(^_^;)