定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】落第教師 和久井祥子の卒業試験

22/12/06_読破。桜井美奈/著
教師として母校に赴任した祥子は、ある生徒に関心を持つ。彼はいわゆるモンスタ-ペアレントを持ち、周囲から孤立していた。そんな彼を救おうと、祥子は解決の方法を探るのだが、尽く失敗に終わり、モンスタ-ペアレントの標的にされ、気の休まらない日々を過ごすことに。だが、祥子はそれでも生徒を助けようと、奔走する。生徒は自由になることが出来るのか?


まあ、今どき教師なんて頼まれてもなりたくないわ~。というお話(苦笑)
なんで『落第教師』なのか、いまいち分からなかったけど、彼女が文字通り高校時代に落第したかららしい(構内喫煙で)このモンスターペアレントを持つ子供が可哀想な子で…
父親は単身赴任の末、浮気して家にはほとんど帰らず。それを知った母親は次第に息子に入れ込むようになり、それがどんどん激化して、周囲から恐れられる立派なモンペに…。兎に角息子が言う通りにならなければ気に食わないので、息子への拘束も厳しいし、なんか彼女にとって問題が起きるとすぐ怒鳴り込んでくるのが分かる為、友人も出来ず、帰りに寄り道も許されず、さりとて父親に相談しようとすると着信拒否される…という具合なので、受験生なのにすべての事柄に関心が持てなくなっている有様で、可愛そうでならない。それを見かねた祥子が、進学せずに就職(寮付きの会社に)を勧めたり、色々と親から逃げる方法を考えるのだけど、すんでで母親に気づかれ、なかなか上手くいかない。終いに、生徒のほうが祥子に気を使い、先生に近寄らないようになってしまうし…。


私も娘のことを大分放ったらかしにしている親なのである意味駄目親なのですが、こういう方向にはいってないないので、心中微妙です…(;・∀・)