定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】一九六一東京ハウス

23/01/14_読破。真梨幸子/著
『60年前の団地生活を3ヶ月体験すると報酬500万円』という企画につられてリアリティショーに集まった2つの家族と番組制作者達。2つの家族は対象的に、中流家庭と一般家庭の役を演ずることを命じられる。苦労しながら生活する内、互いの家族の間に亀裂が生じ、60年前の事件と同じに事件が起こる。事件の真犯人とその真相とは…。


動画配信用に企画されたリアリティーショー『60年前の団地生活を3ヶ月体験すると報酬500万円』に採用された2つの家族、山田家と鈴木家。山田家は一般家庭、鈴木家は中流家庭の役を振り当てられる。山田家と鈴木家は互いに確執を深めていき、最後には山田家の小学生の長女が殺害される。しかし、その団地では60年前に、同じ状況で小学生の少女が殺害されていた。過去殺害された少女は、リアリティーショーを手掛けるスタッフの姉で、真犯人を割り出す為の罠だったが、計画は二重三重に絡まっていき、事件の真相が暴き出されていく。


単純に60年前(この本では昭和36年)の団地生活を再現するだけでも、私は嫌です(苦笑)
こんだけ便利な時代に、何を好き好んで炊飯器が電気がまな時代に戻りたいかと…。ガスコンロすら無いという…
でも、三ヶ月暮らして500万だったら…と思うけど、それを動画配信って…(トゥルーマン・ショーかって…)けれども、この企画自体は面白い企画だと思います。是非、トライする家族があったら見てみたい!
結局、話の流れは楽しい昭和生活じゃなく、陰惨な殺人事件に行ってしまうので、いまいち昭和生活を堪能できなかったけど、ホームコメディとして三ヶ月生活だけを書いてる小説があったら、すごく読みたいと思います。