定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】介護士K

23/01/12_読破。久坂部 羊/著
有料老人ホームで入居者が転落死した。ルポライターの美和は虚言癖を持つ介護士、小柳の関与を疑うが、彼にはアリバイがあった…。


有料老人ホームで入居者の転落が相次ぐ。ルポライターの美和は、その時宿直だった若い介護士・小柳を疑う。彼は廻りの介護士からの評判では、虚言癖が有り、感情の起伏が激しいと云う。当然、小柳による入居者殺害を疑うが、小柳は転落事故が起きた時間帯は他の入居者の部屋におり、会話もしていたという。事件は未解決のまま、第三の事故が起こる。果たして、小柳は入居者殺害犯なのか?


この介護士・小柳はルックスも良く、住居者には割と優しいので、人気者です。ただ、彼の行動には裏表が有り、時には激高して、老人に厳しく当たることも有り、ホームの外から想像するだけの美和には、今ひとつ小柳の心が掴みかねています。
また、呼んでいる最中も、彼が黒なのか白なのかイマイチ判断がつかない描写が続きます。


老人介護の闇と尊厳死について考えさせられるお話なのですが、本当に最後まで『小柳』が何を考えて行動しているのかわからんかった…。
とりあえず、アヒル口はずるい、というかお話(笑)