定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】ナゾトキ・ジパング

22/12/01_読破。青柳碧人/著
日本大好き留学生ケビンが、日本文化への愛と知識で事件の謎に挑む、短編集。
短編のタイトルは桜に富士山、茶にすきやき、京都。当に日本そのものを象徴する謎にケビンは立ち向かう。


というお話なんですが、青柳作品はかなりキャラ萌小説の場合が多いので、今回のケビンはちょっと魅力が足りないかも?
とはいえ、坊っちゃんで将来は父親のビジネス(旅行業)を継ぐ予定なので、しょっちゅうパパから高級料亭の無料チケットや、ゴージャスホテルの宿泊補助が来ます。何故か米国にいた時分に世話した女刑事、田中撫子(高飛車な自称眉目秀麗刑事)を上手く使って難事件を解決するのです。
大学構内の花見時期の桜に隠された大切なデータ、茶道家殺害の言葉の謎、すき焼きに絡んだ父親探索。一見お気楽な外国人留学生ケビンがバッチリ謎を解いて事件を次々と解決します(だからといって、コナンや金田一くんみたいな爽快感は皆無!!)


私個人的にはカタコトの外国人さんが大好物なので、ケビンは好きです。もっとケビンと撫子さんのアクを強くして欲しかった!!