定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】匣の人

23/08/21_読破。松島智左/著

殺された技能実習生。徘徊老人。消えた女子高生。女子校生と親交のあった新人巡査。

女性巡査部長から見える、小さな町の歪な絆。交番は、住民の『救いの匣』になれるのか。



ある出来事から、刑事課から交番勤務へ異動になった巡査部長の貴衣子。

栗谷交番で諸事情により、信任警察官、里志とペアを組む事に。里志は、自分の歓迎会を欠席したり、『上司の口が臭い』と配置換えを願い出たりと、今時の若者。

ある日、郵便局員から通報を受け、二人は別荘地の保養所で、東南アジア系男性の他殺体を見つける。被害者は近所の通称アジアンアパートに住む技能実習生。犯人、動機、全てが不明。そんな中、里志がいきなり警察寮から無断で引っ越しするなど、怪しげな動きを見せる。

里志に歩み寄り、情報を聞き出す貴衣子だが、

里志は準容疑者扱いになってしまい…。


交番勤務になった元刑事さんのお話。

痴呆の父親を介護する女性。アジアンアパートの学生と技能実習生達。遠い国から農家に嫁いできた女性。居場所の無い女子高生。全て、

派出所勤務の貴衣子さんの、地域を把握する努力で結びつく結論。

いや〜、まさかの技能実習生殺害犯(・・;)

連続ひったくり犯。日頃、地域の方々を

観察記憶してないと、結論に行きつかないと

思う。とりあえず、私は、犯人捕まるまで

全くわかりません(結果出たとき、思わず『

お前か〜い💦』と叫んだ)でした。