【読書感想】道をたずねる
23/07/05_読破。平岡陽明/著
地図会社キョーリンの調査員・合志俊介。
彼の仕事は日本各地を歩き、家の表札を一軒ずつ書き留めること。
俊介には一平と湯太郎という幼馴染みがいた。三人は十五歳の時に、裏山のクスノキで誓いを立てた。
一つ、友のピンチは助けること、二つ、友の頼みは断らないこと、三つ、友に隠し事はしないこと。
その日から、3人はそれぞれの“道”を歩き始めた。
俊介には二人の幼馴染がいた。一平と湯太郎。
一平は、地図を作る会社、キョーリンの社長の息子。湯太郎は、病気がちの母を支える学年一の秀才。俊介の父も、キョーリンの社員だった。進路を決める際に、俊介は、進学せず、キョーリンの社員になりたいと父につげるが、父は高校進学を望む。そんな折、湯太郎の母親が死去し、湯太郎は叔父の元へ行く事になるが、
俊介の父が、湯太郎を支持し、湯太郎と俊介は同じ高校へ進学する事になる。
数年経ち、一平は東京の大学に進学するが、
父から生活費を打ち切られ、東京の地図を作る調査を命じられる。湯太郎は弁護士を目指す。
俊介は、キョーリンの社員となり、地図作成の
為に滋賀に。その最中、俊介は生涯の伴侶となる女性と出会う。
俊介の父親_葉造は、キョーリンの模範社員の様な男だったが、俊介は父に心開けずにいた。
しかし、肺癌を宣告された父から、手紙を預かる。その手紙は、俊介の父葉造と一平の父との幼馴染からの手紙だった。
地図を作る人達の壮絶な物語?
しかし、この話読んで、凄く羨ましくなった
きついけど楽しそうな仕事のお話。
今だから当然の様に住宅地図を見る事が
出来るけど、作成し始めは大変(当たり前)
だったのだなぁ、と改めて感心させて頂いた
お話。
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