【読書感想】世界の望む静謐
23/06/17_読破。倉知淳/著
あなたのことは、最初から疑っていました...。
罪を犯した者たちの前に、死神めいた風貌の警部が立ちはだかる。
全4章からなる推理小説。
1章は、漫画家を殺してしまった週刊漫画誌の編集者。自社の少年誌でドル箱漫画を連載する漫画家が、連載を終了したいと言い出し、焦った編集者は、運が悪く、漫画家を殺害してしまう。疑われない様に、擬装を施し現場を去るが、翌日編集者の元に、死神の様な風貌の中年刑事と、物凄くイケメンの青年刑事がやって来る。
2章は、悪徳芸能プロモーターを殺害してしまった、歌謡界の元・スター。
3章は、旦那と可愛がっていた部下に裏切られ、2人に復讐を企む人気タレント文化人。
4章は、過去をネタに交際を迫ってくる同僚の口を封じた美大予備校の講師。
それぞれ、色々な犯人が色々なトリックを使って、安全圏に逃げ込むけれど、最終的に死神刑事には、トリックを見破られるパターン物。
刑事コロンボの様に、何度も何度も訪問してきて、ネチネチと質問して来る死神(゚∀゚)
神経衰弱になりそうで、嫌だわぁ。
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