定年まであと何年?

あと何年働いたらリタイアできる?をモットーに生きるアラフィフの日々のつぶやきです

【読書感想】和菓子迷宮をぐるぐると

22/09/06_読破。太田忠司/著
超理系脳の大学生の涼太は、ある日美しい和菓子と出会う。その美しさと美味しさに魅せられた彼は、大学院に進まず、和菓子職人になることを決意する。製菓専門学校に入学して和菓子作りにのめりこむが、その道は奥深いものだった。


はい。仕事帰りに空きっ腹で図書館に寄ってはいけない事がよく分かる、本のチョイス。


主人公の涼太は、幼少期のあることをきっかけに餡を食べなくなりました。しかし、大学院進学に悩む時、偶然にも美しい和菓子に魅せられ、久々に和菓子を食べてしまいます。いや、進学の方向を180度変えるぐらいの和菓子、食べてみたいですね(甘いもの苦手だけど)製菓学校で班組みされ、他の生徒と触れ合ううちに、彼はどんどん人としても成長していきます。この主人公、恐らくADHDの気味がある子です。なので、まわりからちょっと変な人、という認識を受けているのですが、何かにつけて肯定的で、とても良い子なので、まわりの皆も刺激を受けて良い方向に変わっていきます。
読んでて元気になれる本でした。